「永遠の安息を」
昨日、アンサンブル・カペラの演奏を聴きに行く。
カペラのコンサートは、2年ほど前から聴き始め、これで7回目くらいになる。
今回は、滅多に演奏されないオケゲムの曲が入っているので、期待して出かけた。
12日に、同じプログラムで、目黒の聖アンセルモ・カトリック教会での公演があり、昨日は、大久保の淀橋教会・小原記念聖堂での公演だった。
私には、大久保の方が行きやすいので、こちらにしたが、淀橋教会は、今、改築の工事中。
5月に行ったときも、そうだったが、今回も、まだ、工事が終わっておらず、当面のコンサート会場になっている小原記念聖堂は、外の音が、微妙に聞こえたりして、コンサート向きではない。
目黒の方が、宗教音楽には、ふさわしいし、音響も良い。
私は、カペラの定期会員なので、チケットの振替は効くのに、一旦予定を組んでしまったので、そのままにしておいたのだが、やはり目黒にしておけば良かったなと、あとで後悔した。
しかし、そう広くない会場で、、残響があまり無いため、肉声がよく聞こえて、むしろ良い面もあった。
定期会員用に、最前列の席が確保してあり、そこに坐ったが、同じ平面のフロアでの演奏なので、歌手との距離が3メートルと離れていない。
目と耳の弱くなっている身にも、いささか近すぎて、緊張してしまい、精神的に疲れてしまったので、次回、ここで音楽を聴く機会があるなら、やはり、3列目から後ろにした方が良さそうだ。
演奏はカペラ独特の、計量記譜法で書かれた楽譜を、厚い紙に大きくコピーして、デッサン用の台のような物に立てかけて、みんなでそれを見ながら歌うやり方。
楽器の入らない完璧のアカペラ。
このアンサンブルのハーモニーにも、慣れてきたが、メンバーが、少し入れ替わったようだ。
ソプラノパートに、上杉清仁が加わった。
ヴォーカル・アンサンブル カペラ定期公演
「永遠の安息を~死者のための祈りの歌」
10月13日(火) 午後3時開演 淀橋教会・小原記念聖堂
演奏:ヴォーカル・アンサンブル カペラ
superius : 上杉清仁 花井尚美 本保尚子
contratenor:青木洋也 望月寛之
tenor: 根岸一郎 及川豊
bassus: 小笠原美敬 花井哲郎(音楽監督)
プログラム;死者のためのミサ「レクイエム」
前半:ヨハンネス・オケゲム
入祭唱「永遠の安息を」
キリエ
集祷
使徒書朗読
昇階唱「たとえ死の陰のただなかを歩むとも」
詠唱「鹿が水の泉を」
福音書朗読
奉献唱「主イエス・キリスト」
後半:ピエール・ド・ラ・リュー
叙唱、サンクトゥス、主の祈り、アニュス・デイ
整体拝領唱「永遠の光が」
整体拝領祈願、終祭唱
グレゴリオ聖歌「めでたし天の后」
ギヨーム・デュファイ「めでたし天の后」(四声)
グレゴリオ聖歌 入祭唱「永遠の安息を」
ジョスカン・デ・プレ
オケゲムの死を悼む挽歌「森のニンフ」
グレゴリオ聖歌「アヴェ・マリア」
ジョスカン・デ・プレ「主の祈り/アヴェ・マリア」
演奏前に、花井哲郎の解説があった。
会場は満員。
演奏者は、全員黒の上下に身を包み、繊細な表現力を持つ美しい声で、神への祈りを奏でる。
目をつぶると、意識が、ふっと体から離脱するような感じに囚われる。
時々、プログラムノートの対訳を読んだりしたが、一度、床に落としてヒヤリとする。
最前列、沈黙の瞬間でなくて幸いだった。
演奏が終わり、外に出ると、もう日が落ちかかっていた。/

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